【番外編②】困ったときの処方箋 〜トラブルシューティング集〜

ハマったら、まずここを見る

このシリーズの手順通りにやっても、スマホの機種やタイミングによって予想外のエラーは出ます。「あるある」をまとめておくので、詰まったらザッと目を通してみてください。


1. claude: command not found

一番遭遇しやすいやつ。

原因: nvmで入れたNode.jsのパスが、今のシェルに反映されていない。

対処:

source ~/.bashrc

これで大抵直ります。それでもダメなら、一度 exit してUbuntuから抜けて、もう一度 proot-distro login ubuntu で入り直す。

根本解決したい場合は .bashrc の末尾に以下が入っているか確認。

export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"

nvmインストール時に自動で入るはずですが、時々入り損ねてます。


2. Claude Code で 500 / 401 エラー

接続できたのに途中で落ちる、みたいなやつ。

500エラー(サーバー側) Anthropic側の一時的な障害です。僕らにできることは基本なし。数分〜数十分待ってリトライ。公式のステータスページ(status.anthropic.com)を見ると障害中か判定できます。

401エラー(認証系) ログインセッションが切れている可能性大。一度ログアウトして入り直すと直ります。

claude logout
claude login

3. git push で認証失敗

これは本当によくあるので落ち着いて。

ありがち原因トップ3

  1. パスワード欄にGitHubのパスワードを入れている → ❌ PAT(Personal Access Token)を入れる
  2. PATのスコープrepo が入っていない → 作り直し
  3. PATの有効期限切れ → これも作り直し

認証情報をスマホに保存しておくと毎回聞かれなくて楽。

git config --global credential.helper store

これを設定してから1回push認証を通せば、以降はキャッシュされます。


4. npm run build でビルド失敗

Vercelでデプロイしようとして失敗するケースの大半は、ローカル(スマホ内)のビルドも通っていないパターンです。

デプロイ前に必ず手元で確認。

npm run build

ここでエラーが出たら、エラーメッセージを丸ごとClaudeに貼るのが最速の解決法。大抵は型エラーか、import文の書き間違い。Claudeが1発で直してくれます。


5. port 3000 is already in use

npm run dev を立ち上げたまま、別のターミナルでもう一回 npm run dev したときなど。

手っ取り早い対処: 別ポートで起動

npm run dev -- -p 3001

根本対処: 残っているプロセスを殺す

lsof -i :3000
kill -9 該当プロセスID

6. proot-distro の謎の挙動

「急にログインできない」「コマンドが反応しない」みたいな症状。

9割はTermux側の再起動で直ります。Termuxアプリを完全終了(通知領域の「Exit」)して、もう一度起動。

それでもダメならスマホ本体を再起動。これで直らないケースは今まで数える程度でした。


7. ストレージ不足

Ubuntu本体 + Node.js関連のキャッシュ + プロジェクトのファイルで、意外と容量を食います。

効果の高い掃除:

# npmのキャッシュ削除
npm cache clean --force

# 使ってないNode.jsバージョンをnvmから削除
nvm uninstall 古いバージョン番号

# proot-distroのaptキャッシュ削除(Ubuntu内で実行)
apt clean

これで数百MB〜1GB近く戻ってきたりします。


8. 何もしてないのに急に動かなくなった

「何もしてないのに」のほぼ全ては、気づかないうちに何かしてるです。

確認する順番

  1. 直前に何かアップデートしたか(apt upgrade 含む)
  2. .bashrc や設定ファイルを触ったか
  3. スマホのOSアップデートがあったか

心当たりがあれば、その直前の状態に戻す。なければ再起動。それでも駄目ならClaudeにエラーメッセージを投げる。この3段階で大体なんとかなります。


最終手段

全部ダメなら、proot-distroのUbuntuを入れ直すのが一番早い。

proot-distro remove ubuntu
proot-distro install ubuntu

Gitでコードさえ守ってあれば、環境は何度でも作り直せます。それこそがこの構成の強みです。