【第1回】Cloudflare って何? 〜全体像を掴もう〜
新しいシリーズのはじまり
前のシリーズでは、スマホ1台でホームページを作ってVercelで公開するところまでやりました。
今回のシリーズは、Cloudflare(クラウドフレア)を使って、独自ドメインで本格的にホームページを公開するところがゴールです。
「Vercelで公開できてるのになぜCloudflare?」という疑問にも、最初にちゃんと答えます。
Cloudflareって何者?
一言でいうと、**「インターネットを支える色んな機能を全部まとめて提供してる会社」**です。
守備範囲が広すぎて、逆に何屋さんなのか分かりにくい。なので、主要なサービスを分解してみます。
1. CDN(コンテンツ配信)
世界中にサーバーを持っていて、訪問者に一番近いサーバーからコンテンツを届ける仕組み。日本からアクセスしたら日本のサーバー、アメリカからならアメリカのサーバー、という感じ。結果、ページがめちゃくちゃ速くなる。
2. DNS(ドメインの案内係)
「〇〇.com」というドメインを入力したときに、「そのサイトはこのサーバーにあるよ」と案内してくれる仕組み。CloudflareのDNSは世界最速クラスで有名。
3. セキュリティ
悪意のあるアクセス(DDoS攻撃、ボット、不正ログイン試行など)を自動でブロックしてくれる。個人サイトでも、意外と怪しいアクセスは毎日来てます。
4. ホスティング(Cloudflare Pages)
ホームページそのものを置ける場所も提供してる。Vercelと似たサービスです。
なぜCloudflareを選ぶのか
前シリーズでVercelを推したのに、なぜ今度はCloudflare? 理由は3つ。
理由1: 全部1ヶ所で完結する
ドメイン、DNS、ホスティング、セキュリティ、解析。全部Cloudflareで済みます。
他社を使うと、「ドメインはお名前.com、DNSはここ、ホスティングはVercel、解析はGoogle…」とアカウントが増え続ける。管理地獄です。Cloudflare1つなら、ダッシュボードも1つ。
理由2: 無料枠が圧倒的に強い
個人サイト〜小規模サイトなら、完全無料で運用できます。しかも機能制限が緩い。帯域(通信量)制限も実質なし。これは他社と比べても頭一つ抜けてます。
理由3: 独自ドメインを売ってる値段が良心的
後の回で詳しく話しますが、Cloudflareは原価に近い値段でドメインを売ってる。他社が1,500円で売ってるドメインが、Cloudflareだと1,000円以下、みたいなことが普通にあります。
Vercelとの違いを整理
| Vercel | Cloudflare Pages | |
|---|---|---|
| デプロイの手軽さ | ◎ | ○ |
| 独自ドメインを自社で完結 | △(ドメインは別途) | ◎ |
| 無料枠の寛大さ | ○ | ◎ |
| 日本語情報の量 | 多い | 少なめ |
| ビルド時間の制限 | 厳しめ | 緩い |
結論: サクッと試すだけならVercel、本気で運用するならCloudflare、という棲み分けが現実的です。
このシリーズのゴール
5回かけて、こういう状態を作ります。
[あなたのスマホ]
↓ (コードを書く)
[GitHub]
↓ (自動デプロイ)
[Cloudflare Pages]
↓
[独自ドメイン]
↓
世界に公開!
最終的に あなたの名前.com みたいな独自ドメインで、自分のホームページが表示されるところまで持っていきます。
各回の予告
- 第2回: 独自ドメインを取る
- 第3回: ドメインをCloudflareに預ける
- 第4回: Cloudflare Pagesでデプロイ
- 第5回: Cloudflareの便利機能を使い倒す
前シリーズで作ったホームページがある人はそれをそのまま使えますし、これから作る人も大丈夫。ゼロから丁寧にやっていきます。
まず最初にやっておくこと
次回までに、以下を済ませておくとスムーズです。
- Cloudflareのアカウントを作る(cloudflare.com)
- 取りたいドメイン名を2〜3個候補で考えておく
- 決済用のクレジットカードを手元に(ドメイン取得に必要)
準備ができたら、次回。いよいよ自分だけのドメインを手に入れます。
続く。