【第2回】自分だけの住所を手に入れる 〜独自ドメイン取得編〜

今回のゴール

あなたの名前.com のような、世界でたった1つの自分のドメインを取得します。ここが本シリーズで一番ワクワクする瞬間かもしれません。


そもそもドメインって何?

インターネット上の住所です。

普段何気なく使っている google.comyoutube.com がドメイン。ドメインがあると「インターネット上のどこにあるか」を人間が覚えやすい文字で表せます。

独自ドメインを持つと、こういうメリットがあります。

  • 覚えてもらいやすい(myhp-xxxx.vercel.app より myname.com の方が印象的)
  • 信頼感が出る(ちゃんとしてる人という印象)
  • 引っ越しが自由(ホスティング先を変えてもドメインはそのまま)

ドメインの種類(TLD)

ドメインの最後の部分のことを TLD(トップレベルドメイン) と呼びます。

メジャーどころ

  • .com → 定番。迷ったらコレ。年間1,500円前後
  • .net → 昔からある。.comの予備によく使われる
  • .org → 組織向けの雰囲気

日本向け

  • .jp → 日本の公式TLD。信頼感は最強だが年間3,000円〜4,000円と高め
  • .co.jp → 日本の法人のみ。個人は取れない

エンジニア・クリエイター向け

  • .dev → 開発者向け。HTTPS必須というこだわり仕様。年間1,500円前後
  • .io → スタートアップ御用達。ちょっと高め(年間3,000〜5,000円)
  • .me → 個人ブログに人気
  • .tech → テック系サイトに

安さ重視

  • .xyz → 格安、初年度100円とかもある
  • .site / .online → キャンペーン価格で安いことが多い

個人サイトの無難な選択.com.dev。予算を抑えたいなら .xyz もアリ。


どこで買うか

日本でドメインを買える主な場所を比較します。

サービス 価格 使いやすさ 備考
Cloudflare Registrar ◎ 原価に近い ○ 英語UI Cloudflare利用者には最強
お名前.com △ やや高め ○ 日本語 情報は多いが広告メールが多い
Value Domain ○ 普通 ○ 日本語 老舗で安定
Google Domains(現Squarespace) 日本向けは微妙になった
ムームードメイン ◎ 初心者向け UIが優しい

僕のオススメ

Cloudflare Registrar一択、と言いたいところですが罠があります。

Cloudflare Registrarは、既にCloudflareでDNS管理してるドメインしか取れないという仕様です。つまり「どこかで取ってCloudflareに移管」はできるけど、「いきなりCloudflareで新規取得」はできないケースが多い。

現実的なルート

ルートA(手間は最小)

  1. お名前.comなど日本の業者で新規取得
  2. Cloudflareにネームサーバー移管(次回やります)
  3. そのまま使う

ルートB(ランニングコスト最安)

  1. どこかで1年だけ取る
  2. 1年後にCloudflare Registrarに移管
  3. 以降は格安で更新していく

初回はルートAが無難。慣れたらルートBに移行するのがベストです。


ドメイン名選びのコツ

これから長く使うものなので、慎重に。

良い名前の条件

  • 短い(長くても15文字以内が理想)
  • 覚えやすい・打ちやすい
  • 読み間違えない(l1o0 が混在してると地獄)
  • ハイフンは極力避ける(伝えにくい)

やりがちな失敗

  • 流行語を入れる → 3年後ダサくなる
  • 長すぎる → 自分も覚えられない
  • 数字と文字の混在 → 電話で伝わらない

一番のオススメは 自分の名前やハンドルネーム + .com。無難だけど長く使える。


実際に取ってみる(お名前.comの例)

  1. お名前.com にアクセス
  2. 欲しいドメイン名を検索窓に入力
  3. 空いていれば「カートに追加」
  4. アカウント作成・ログイン
  5. 支払い情報を入力
  6. Whois情報公開代行にチェックが入っていることを確認(超重要)
  7. 不要なオプション(メール、サーバー等)のチェックを外す
  8. 決済完了

Whois情報公開代行とは?

ドメインを持ってる人の名前・住所・電話番号は、本来インターネット上に公開される仕組みです。これを代行業者の情報で隠してくれるのが「Whois情報公開代行」。

これにチェックが入ってないと、あなたの本名と住所がネットに晒されます。必ず確認。


つまずきポイント

  • オプションの罠: お名前.comは初期状態でサーバー契約などのオプションがチェック済み。全部外すこと
  • 更新忘れ: ドメインは毎年更新が必要。自動更新をONにしておかないと、ある日突然失効して他人に取られます
  • 支払いメール: 登録したメールアドレスに更新通知が来るので、捨てアドにしないこと

取れたら次回へ

無事にドメインが取れたら、次回はそれをCloudflareに預ける作業です。

「せっかくお名前.comで取ったのに、Cloudflareに預けるってどういうこと?」という疑問には、次回まるまる使って答えます。

続く。